グッピーの遺伝の基礎
中学生にもわかるグッピーの遺伝
まず、グッピーのさまざまな体色を覚えましょう。
体色の種類 | 説明 | 画像 |
ノーマル | グレーとも言われ、グッピーの基本的な体色 | ![]() |
アルビノ(リアルレッドアイ、ぶどう目) | メラニンを持たない透けるような体色 青い色は、白くなりやすい | ![]() |
ゴールデン | アルビノに似た体色で目は黒い | ![]() |
ブラオ | ブルーとも言われ、青味がかったグレーの体色。これをもとにネオンタキシード、ブルーグラスなどが作られた | ![]() |
タイガー | ゴールデンに似た体色で目は黒く、うろこに黒い縁取りがある | ![]() |
ヴァイス | ゴールデンとブラオの両方を発現させた体色 | 作成中 |
クリーム | タイガーとブラオの両方を発現させた体色 | 作成中 |
スーパーホワイト | リアルレッドアイとゴールデンとブラオの三つを発現させた体色(品種名ではなく、商品名) | ![]() |
ピンク | ぶどう目アルビノとゴールデンとブラオの三つを発現させた体色(品種名ではなく、商品名)ピンクホワイトのピンクとは別の種類 | 作成中 |
わかりましたか?? 遺伝の方法 としては、すべて同じ遺伝のしかたをします。
ただし、ブラオだけは違う発現の仕方をします。
では、ブラオの遺伝を書いてみます。
例として、ブルーグラスを取り上げます。
(ここでは、解りやすいようにレッドグラスもオスを載せてみました。)
人気のブルーグラスは、こうやって作出できます。
但し、この掛けあわせだと、出来上がったブルーグラスの模様はきれいに揃いません。詳しくは→グッピーの交配実践編へ
遺伝の方法としては、遺伝の基礎で勉強したものと同じですが、このようにレッドグラスとブルーグラスを掛けたものに中間色のブルーグラスが、発生します。
通常、アルビノのような劣性の遺伝子は2つの劣性遺伝子が揃ったときに始めて発現します。
このような遺伝を完全に劣性でもない遺伝として不完全優性と呼びます。
ブラオは、劣性の遺伝子ではありますが、他の体色と掛け合わせると青い色を発生させます。
さらに2世代目を、見ると・・・
と、3種類の表現に分かれます。
レッドグラス25% ブラオ25% ブルーグラス50%の、割合です。
では、ここで問題です。
ブルーグラス(Rr)と、ブラオ(rr)を掛け合わせたときどのような割合で仔が採れるでしょう??
答えを、クリックしてください(正解すると「高校生にも解るグッピーの遺伝」へ、ジャンプします)
@ 100%ブルーグラスになる
A 50%ブルーグラス、25%レッドグラス、25%ブラオになる
B 50%ブルーグラス、50%ブラオになる
C 50%ブルーグラス、50%レッドグラスになる
D 25%ブルーグラス、50%レッドグラス、25%ブラオになる
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