グッピーの遺伝の基礎


簡単なことしか書きませんので・・・
小学生にも理解できる!!(^o^)

まずは、細胞の分裂の様子からです。

通常の体細胞分裂は、背が伸びる、けがが治るなどに代表される分裂で、そっくりそのままのものが複製されます。

性細胞の分裂は、卵子、精子のできるときの分裂で、半分ずつの形質を持って、受精したときに初めてひとつの細胞としての形になります。

理解していただけましたか??
卵子、精子だけで発生させるバイオテクノロジーは無しとします(^^;)

続いて生殖細胞の受精について・・・
以下の図のように各細胞がひとつになります。

オスからひとつメスからひとつずつの要素をもらいます。

こうやって、親とは似ていても違う姿で生まれてくるんですよね。

では、続いてグッピーに置き換えてみましょう。
ここでは、アルビノ(色素の抜けた体色を表します透けるような色の体です)について書いてみます。

グッピーの遺伝子記号は通常アルビノの場合は aa と示し、ノーマルの場合はこれに対して AA とするのが通常です。

これを元にグッピーの遺伝について考えてみましょう。
オスにノーマル体色を、メスにアルビノ体色を使います。

わかりますか??すべての仔に、アルビノの因子が遺伝していますね。
しかし、ここで出てくる子ども達はノーマル体色をしています。
これは、 優性遺伝 といって遺伝子の中の片方の形質だけが出てくる遺伝の仕方です。

では、この子ども達を掛け合わせるとどうなるのか??
見てみましょう。

ここで完全なノーマル体色と、アルビノ因子もちのノーマル体色と、アルビノ体色3種類ができます。
アルビノ因子もちのノーマル体色は、完全ノーマルと見分けが付かないので、見た目は3/4ノーマル
1/4は、アルビノということになります。

もし、1匹のアルビノからアルビノをたくさん作りたい場合は、ノーマル×アルビノで出た仔を再びアルビノの母もしくは、父と掛け合わせることによって、1/2のアルビノを得ることができます。

以上、基礎でした(^o^)

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